妊娠と歯周病について
こんにちは日が沈むのも早くなり秋に近づいてきましたね
今回は妊娠と歯周病についてお話していきたいと思います。
妊娠、出産は女性にとって大きなイベントです。
妊娠中はお口の中にも変化が生じます。
”なぜ妊娠中にお口の中に変化が生じるのか?”
まず最初にホルモンバランスの影響で炎症が起きやすくなります。
これは妊娠中にプロゲステロンやエストロゲンといった
ホルモンの分泌が増加するからです。
次に妊娠中は唾液量が減少し、これらの唾液の作用が低下します。
唾液には抗菌作用、プラークや食べ物の残渣を洗い流す自浄作用など多くの働きがあるからです。
さらにつわりなどによりお口の中の清掃不足が起こってきます。
妊娠初期には多くの妊婦さんにつわりがみられます。
つわりにより少量の食べ物を数回にわけて食べること、つわりを繰り返すことでお口の中の酸性の時間が長くなり、また不快感により歯磨きがしずらく、お口の中を十分に清掃できなくなるからです。
これらを放っておくと、妊娠性の歯肉炎、むし歯や歯周病になってしまいます。
歯周病は早産・低体重児出産のリスクを高めてしまいます。
なぜ早産・低体重児出産のリスクを高める原因は、
歯周病の原因となる細菌などが血流にのって子宮へ運ばれたり、
炎症を起こす物質が子宮収縮を起こすからです。
現代では、30歳後半から40歳代での妊娠が増加しています。
そしてすでに歯周病に罹患している方も多くいらっしゃいます。
歯周病を防ぐためにも日頃から歯科医院でのケアなどが大切になってきます
妊娠約7週から歯の種ができ始め、妊娠約4週から歯にリンやカルシウムが
くっついてきて歯が少しずつ強くなります。
この時期にお母さんの栄養状態が悪いと赤ちゃんの歯の質が弱く、
むし歯になりやすいといわれます
またウォーキングもおすすめです!
太陽に当たると体内でビタミンDが作られカルシウムの吸収を
よくするので歯が強くなります
妊娠中の方はバランスの良い食事を心がけて軽めのウォーキングも
してみてくださいね